現在、京都の「くわばら歯科医院」において歯科医師5名・スタッフ8名とタイ バンコクの「くわばらスマイル歯科医院」において歯科医師9名・スタッフ5名で歯科医院を開業し毎月日本とタイを行き来しております。
日本とタイとの歯科治療の違いは、日本には保健治療があり誰もが歯科治療を保健で診療できます。これはこれですばらしい制度です。
しかし、保健の範囲内でしか診療できなく保険点数も歯科材料も決まっており1日にたくさんの患者様を診療(1人15分〜30分)しなければ経営が成り立ちません。
また日本では全ての歯科治療を1人の歯科医師が診療します。
タイやアメリカでは保健治療がなく全てが自費診療です。
金額もまちまちで保健の制約がないため歯科材料も豊富にあり患者様に最高の治療を提供でき、完全個室治療で滅菌や衛生上の管理も完璧です。
そのために1人の患者様に1時間〜2時間かけを1日に数人の診療をするだけで経営が成り立ちます。
また、一般治療・インプラント治療・抜歯治療・根管治療など専門分野で学んだ(アメリカ留学や研修)専門医(スペシャリスト)が連携して歯科治療を行っております。
日本は国民皆保険制度が整っており、ビジネスマンなら医療費は三割の自己負担で済みます。
保険が適用される治療を、わざわざ飛行機代や宿泊費を払い、言葉の通じない国にまで行って受けようという考え方は、まだ一般的とはいえません。社会保険も国民健康保険も、治療を目的とした渡航の場合は利用することができません。
しかし、水面下ではデンタルツアーを利用する日本人は増えております。
その最大の理由が「自分が望む治療を格安で受けるため」です。
日本の歯科の現場では、新しい治療方法や歯科材料を導入しようにも、海外と比べて認可に時間がかかり、実際に治療をしてもらう歯科医師が自分の望む治療の技量を身につけているのかまではわかりません。
そこで注目されるのが、東南アジアにおける日本企業の一大進出拠点となり、在留邦人の医療面でのケアの実績を積んできたタイの歯科医院です。
実際「くわばらスマイル歯科」は2階・3階はタイ在住の外国人患者と外国在住の外国人患者が90%を占めており、5階の「日本人専用フロア」はもちろんタイ在住の日本人患者と日本在住の日本人患者で100%を占めております。
私は日本の国民皆保険制度は本当に海外からみてすばらしい制度だと思います。
しかし、一人の歯科医師がすべての歯科治療をするのには疑問が残ります。
例えばインプラント治療ひとつをみても、どこの日本の歯科医院も同じレベルなわけではなくせいぜい月に一人程度インプラント治療をしているか、まったくしていないかが現状です。
それを患者様が見分けるのは至難の業です。
その点、タイやアメリカではすべてが専門医に分かれており、インプラント専門医はインプラント治療だけに研修や留学に行き患者の症例数も日本とは比べものにならない患者を治療してきております。
また治療費も渡航費(往復で4〜5万円で飛行時間6時間)と宿泊費(一泊5,000円位)を合わせても日本の半額以下で最高の治療が受けられます。
先進国から途上国へ逆流現象が発生
こうした歯科治療を受けるために海外に渡航することを「デンタルツアー」や「デンタルツーリズム」 と呼んでおり数十年前から各国で広まってきました。
十数年前までは、途上国の患者が先進国に治療を求めて渡航するケースが大半を占めていたものの、
今では先進国の患者が途上国に渡航する”逆流現象”が起きております。
きっかけは、1990年代後半に通貨危機に直面した途上国政府が外貨獲得手段として医療産業の育成に力を入れたことと、それに呼応して欧米で最先端の医療技術を身につけた医師や歯科医師が本国にこぞってUターンしたことであります。
その結果、世界の医療サービス市場において、高水準の治療を安価でスピーディーに提供することが
可能になりました。
私は日本では価格が高く手の届かないAll-on-4(オールオン4)・All-on-6(オールオン6) ・インプラント治療・ラミネートベニア治療・レーザーホワイトニング治療を、タイ バンコク旅行を兼ねて日本の半額以下の価格で治療ができ、
患者様に満足していただけるデンタルツアーの日本とタイの歯科治療の新たな架け橋になれたらと思っております。
桑原 明彦